ちーちゃん、レンズを語る(単焦点編)

さて、前回ズームレンズを語りましたが今度は単焦点レンズ編です。
単焦点レンズはズームレンズに比べて利便性で劣るのですが
その分写りがいいものが多く、ハマると手放せなくなってしまいます。
ちーちゃん的に使い分けとしては・・・。
メインの被写体との距離の調節が難しい、またはできない状況が多いときはズームレンズ。
割と自由にメインの被写体との距離を調節できる状況が多いときは単焦点レンズを使います。
ですので単焦点レンズつけたときはジタバタしていることが多いですね(笑)
でもこの「ジタバタ」が結構重要で昔は「写真は足で撮れ」なんて言われてましたからね~。
ズームレンズでもズームに頼らず動いて回るのは大切だと思いますよ~。

さて、単焦点レンズの選び方ですが
ズームレンズで自分のよく使う焦点距離を見つけて、
それに見合う単焦点レンズを使うのが一番の近道になると思います。
あまり自分の使わない焦点距離のレンズを持っていても
荷物になるばかりで持ち出さなくなり「不遇のレンズ」と化してしまいます。
焦点距離が変わらない分単焦点レンズの方がそうなりやすいです。
そういう意味でも「使いこなすのが大変だけど使いこなすと強い」のが単焦点レンズです。
自分でこんなこと言っておいて何ですがちーちゃん自身持っているレンズすべてをつかいこなせている訳ではないんですけどね(^_^;

SIGMA 20mmF1.8 EX DG ASPHERICAL RF 

フィルムカメラ兼用レンズ
そのせいかどうかしらないですがでかくて重いです。
絞りによって写りがずいぶん変わるのが特徴。
開放からF2.8位まではぼやっと写る感じ。
さらに絞るとだいぶくっきりになります。
主な用途は星撮り、室内(狭い場所)での撮影。
PENTAXのデジカメだと換算30mmになるので意外にスナップにもいけます。
でも重いので機動力が損なわれるのが難点。

SMC PENTAX FA28mmF2.8AL(生産終了)

フィルム兼用レンズ。
昔(15年以上前)、家の近所の中古カメラ屋さんでカメラ(Z-20)買ったときに
「おまけにどうぞ~」みたいな感じで二束三文で手に入れた記憶があります。
そのときは「広角単焦点だ~。星撮りに使えるぞ~」くらいにしか思ってなくて、
星撮り専用レンズだった気がします。
デジタル化してその不憫な扱いは一変します。
換算42mmの超便利標準レンズとして登場回数も増えました。
写りもいいです。昔のレンズの割にきれいに写る方だと思います。
F4.0からF5.6位でこのレンズの本気がでます。
「デジタルになって使い出したレンズ」筆頭。
主な用途は室内でのスナップ。星撮り。軽量なので機動性もいいです。

SMC PENTAX FA31mmF1.8AL Limited

フィルム兼用レンズ
ちーちゃんが持っているレンズの中で最も高価なものです(メーカー設定価格)
お値段も高いが写りもすごくいいです。
デジタルになってからも換算47ミリなのもあって使い勝手がさらに向上。
単焦点レンズの中では最も出番が多いレンズです。
ここ一番の写真を撮るときは必ず持ち出しています。いわゆるちーちゃんの「勝負レンズ」
用途も室内、風景、星撮りとオールラウンド。
ただあまりにも高いレンズなので取り扱い時にすこしドキドキするのが玉に瑕。

SMC PENTAX FA43mmF1.9 Limited

フィルム兼用レンズ
FA31mmほどではないですがやはり写りはきれいです。
フィルムカメラで結構使ってましたがデジタルだと換算65mmのため
ちょっと中途半端で使い勝手がいまいち悪くなりデジタルではあまり使ってませんでした。
軽量コンパクトなので機動性はあると思います。
主な用途は人物撮り。自宅でうりさん撮るときには割と具合がいいので
もしかすると今後は使用頻度が上がるかもしれません。

SMC PENTAX FA50mmF1.4

フィルム兼用レンズ
フィルム時代でいう「標準レンズ」です。フィルム時代はよくお世話になってましたが
デジタルになって出番が激減します。
ちーちゃんが広角を好んで使うせいもあり滅多に持ち出さなくまりました。
このレンズも写りが絞りによって変わる方でF2.8位まではかなりぼやっと、それ以降は割とくっきり写ります。
デジタルになってからは室内での人物撮りに時々使ってみましたが換算75mmは広い場所でないと使いづらくしかもこのクセのおかげで結構悩みながら撮影しなければなりません。
さらにFA77mmを入手してからというもの広い場所での人物撮影では
そちらの方が使いやすいのでほとんど出番がなくなってしまいました。
FA28mmと対照的にこちらは「デジタルで使わなくなったレンズ」の代表格。

SMC PENTAX FA77mmF1.8 Limited

フィルム兼用レンズ
フィルム兼用ですがデジタル時代になってから買ったレンズになります。
価格は高いですが写りがよく、ちーちゃんが初めての甥っ子を撮るために一念発起して買ったレンズです。
デジタルで換算116mm。焦点距離が長すぎて室内ではよほど広い場所でないと使えません。最近はうりさん相手にカメラに気付かれないように遠距離から撮るのに使用しています。
今後出番が増えそうなレンズです。
主な用途は広い場所での人物撮影。
特に赤ちゃんや子供などにカメラを意識させたくないときに便利です。
アストロトレーサーのおかげで星撮りにも出番がありそうです。

SMC PENTAX DFA MACRO 100mmF2.8(生産終了)

自分でも何で持っているかわからないレンズ(笑)。一応フィルム兼用。
中古で安かったから買ったんですが実際使ってません。
いわゆるちーちゃんにとっての「不遇のレンズ」
写りはいいですしマクロレンズだから花とかとってもいいんでしょうけど
そもそも持ち出さないので使う機会もありません。
換算150mmなので今まで星撮りとかには決して使わなかったのですが
アストロトレーサーの登場でこのレンズでも撮れそうなので
銀河、星雲など狙ってみてもいいかな?と思っています。

SMC PENTAX M50mmF1.4(生産終了)

フィルム兼用レンズ。
ちーちゃんが持ってる中で最も古いと思われるレンズです。
マニュアルフォーカス、半オート撮影しかできません。
使い勝手の件もありデジタルカメラに使ったことはありません。
(換算75mmの中望遠レンズになります。結構評判のいいレンズだとか・・・)
主な用途はマニュアルカメラにつけてのフィルムによる星撮り。
というかそれ以外に使ったことがないんですけどね(笑)

以上、これらのレンズも大事に使っていこうと思います。
理想はすべてのレンズを使いこなすことですけど・・・無理だな(^_^;

ではでは。

アンドロメダ銀河

IMGP2406

撮影日時
2013年10月31日 PM9:37
PENTAX K-5IIs + SMC PENTAX FA77mmF1.8 Limited
撮影時のサイズ&モード 4928×3264 RAW
露出時間 15 秒
絞り値 2.0
ISO感度 3200
撮影方法 固定撮影(アストロトレーサー使用)
Adobe Lightroom 5.2にてコントラスト調整およびノイズ処理

コメント
ちょっと望遠レンズでも星が点で写るとわかると
すぐさま調子乗ってちょっと無理して
お隣の銀河でもある「アンドロメダ銀河」を撮ってみました。(^_^;
本当はもっと長く露出してもよかったのですが
なぜかキャリブレーションがうまくいかずブレ写真を量産w
天頂手前まで上っていたため三脚が若干不安定だったせいもあるかと・・・。
困ったものです。

こと座

IMGP2398

撮影日時
2013年10月31日 PM9:22
PENTAX K-5IIs + SMC PENTAX FA77mmF1.8 Limited
撮影時のサイズ&モード 4928×3264 RAW
露出時間 60 秒
絞り値 2.2
ISO感度 400
撮影方法 固定撮影(アストロトレーサー使用)
Adobe Lightroom 5.2にてコントラスト調整およびノイズ処理

コメント
星撮影ではこれまで敬遠してきた望遠系レンズでの撮影。
これまでの経験でいえばこのレンズだと10秒超えたあたりから
星がはっきり線になってきます。
アストロトレーサーのおかげで1分でもほぼ許容範囲です。
画面中央にこと座を収めるように撮ってみました。
明るいのがもちろんベガ。
後は平行四辺形と三角形を組み合わせた形にすればいいんですけど・・・
わかりにくいですね。(^_^;