日食を撮影

日記のほうでは「日食撮影しました」と報告してましたが
実際どうやって撮影したの?って話をこっちのほうでやってみます。
「太陽の撮影の基本」って感じになりますが今後の参考になればと思います。

まず太陽を撮影にするにあたってちーちゃんが用意したものをリストアップしてみます。

カメラ
当たり前ですがこれがないと撮影はできません。
「一眼レフカメラ」がベスト。
コンパクトカメラでもできないことはありません。
ただし露出操作、ピント操作ともにマニュアル操作ができないと苦労することが多いです。
ちーちゃんは普段使っているPENTAXのデジタル一眼レフカメラ(K10D)を用意しました

超望遠のレンズ
レンズと書きましたがこれは望遠鏡のほうが口径も大きく有利だと思います。
画面いっぱいに写そうと思うのなら35mmフィルム換算の焦点距離で1000mm以上は必要になります。
これは望遠鏡クラスのものが必要だと思ってください。
望遠鏡を使う場合はカメラを取り付けるアダプタが必要になります。
ちーちゃんは望遠鏡を持ってないので手持ちの望遠レンズに
「テレコンバータ」といわれる焦点距離を伸ばすアダプタを重ね付けすることによって
超望遠レンズの代わりとしました。
(かなり画質や露出などの問題が出ますのでこの方法はお勧めできません)

太陽観測用フィルター
これが最も大事なものです。これ以外のものはなくても何とかなりますがこれは絶対必須のものです。
カメラに超望遠レンズを付ける場合は「減光フィルター」というフィルターをレンズに取り付けます。
フィルターの減光の度合いにもいろいろありますが太陽観測に使用するのなら0.01%くらいに減光しないと撮影はできません。
レンズに直接取り付けるものとしては一般的には50%、25%、12.5%などが売ってますがこれは役に立ちません。
0.25%にするフィルターが売ってますのでこれをベースにほかのフィルターを重ねるという手法がいちばんスマートでしょう。
ちーちゃんは太陽撮影用の0.01%の角型フィルターを用意し、
それをカメラの前にアダプタを使って重ねるという方法をとりました。
望遠鏡では太陽観測用のフィルターがありますのでそれを取り付けます。
万が一、取り付けないで撮影した場合、観測者の目がダメになることはもちろん、
カメラの破損につながりますので絶対にフィルターを付けてください!

拡大アイピース
ピント合わせは基本的にマニュアル操作になりますので
ファインダーの像を拡大して精密なピント合わせができるように用意しました。
(この辺は一眼レフカメラ限定の話ですね)
今回の日食のときのような昼12時近くになると太陽はかなり高く昇ってしまい
カメラが上を向いてしまいファインダー内の確認がやりにくくなります。
そこでバリアングルファインダーといわれるファインダーの像を90度曲げてみられるものを用意したほうがいいと思います。

レリーズケーブル
撮影の際にカメラのシャッターボタンを直接押すというのはカメラがぶれたり、構図が変わるなどの問題が生じます。
そこでシャッターを押す代わりにレリーズケーブルを使ってカメラを直接触らない形で撮影を行います。
ちーちゃんの場合、実はこのレリーズケーブルを家に忘れてきてしまいました。(^_^;)
そこでカメラについている「2秒セルフモード」(シャッターボタンを押して2秒後に撮影するモード)を使って
実際の撮影時にカメラに触れていない状態で撮影を行いました。
このモード、なにげに便利で星の簡易撮影の時も使っています。

三脚
まぁ、当たり前の話になりますが望遠鏡クラスのレンズを付けて「手持ち撮影」なんてのは効率的ではありません。
ファインダーに太陽入れるだけでも大変な作業になります。
ですので三脚でしっかり固定して撮影を行いましょう。
ただし地球の自転のおかげでファインダーに太陽が入ったと思ったら数分たたないうちにファインダーから太陽が外れてしまいます。
赤道儀という地球の自転に合わせてカメラを動かしてやる機械があればいちいち太陽をおっかけなくても撮影できます。

これらの道具を使って後は太陽にピントを合わせ、ひたすらシャッターを切っていくだけです。
ただし自動露出は厳しいので最初に何枚かテスト撮影をしてちょうどいい露出設定を探っておくといいと思います。
(デジタルカメラ限定の話ですけどね)

いじょ。

部分日食

ニュースでさんざん話題に上ってましたが今日7月22日は皆既日食の日です。
鹿児島県のトカラ列島などで見られるとのことでしたが天候不良などで見られなかった
場所も多かったと聞きました。
まぁ、天気には逆らえませんからね。(ちーちゃんが言うと説得力あるでしょ?(笑))

というわけで福岡では部分日食になったわけですがちーちゃんがいるにもかかわらず
雲は多いものの日本全国の中ではかなり観測条件がいい状態で臨むことができました。

天文オタクのちーちゃんもこの日のために太陽撮影用のフィルターを用意して
会社の屋上で仕事ほったらかしにして(!)カメラを据えて太陽を眺めてました。
とはいうものの残念ながら日食序盤戦は雲が多かったのと
ちーちゃんの仕事がちょっとバタバタしていたのとで実際観察を始めたのは10時過ぎ。
半分ほど欠けた状態でのスタートになりました。

そこから雲の隙間からのぞく太陽をおっかけながら
結局日食終了になる12:20ごろまで結局夢中でシャッターを切り続け
撮った写真は300枚以上。

よく見たら軽いピンボケ写真があったり雲に邪魔され霞んで写ったものもありましたが
おおむね時間変化による太陽の変化をとることができました。
現在鋭意現像作業中。枚数が枚数なだけに写真の選別には時間がかかりそうですが
今後皆様にお見せすることも考えてます。
まぁ、期待しないで待っててください。(笑)

まぁせっかくなので1枚だけ載せてみます。
↓最大食分のころの写真

IMGP3381 PENTAX K10D (600mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO200)

P.S.
余談になりますが今日はちーちゃんのお誕生日でした。
こんな日に日食が見られてある意味最高のプレゼントになりました。(^_^)

今日の音楽
遊佐 未森 – 桃

部分日食

IMGP3381 PENTAX K10D (600mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO200)

撮影日時
2009年7月22日 PM11:03頃
カメラ
PENTAX K10D + TAMRON 75-300mm + PENTAX 2X テレコン + KENKO 1.5X テレコン
撮影サイズ
3872×2592 ピクセル(RAWで撮影後パソコンで現像処理)
コメント
みての通り2009年7月22日にあった部分日食の写真。
超望遠レンズなど持たないので手持ちの道具を組み合わせて
適当に撮影しました。(気ままにマニアックを参照
寄せ集めの機材でとった割にはよくとれている方だと思います。
ちなみに薄い雲がかかっていたので少しぼやけています。
最大食分の頃は雲が多かったくせに
それを過ぎるとどんどん雲がなくなっていったのには少々殺意を覚えました(笑)

赤い月

IMGP1207 PENTAX K10D (28mm, f/3.2, 2.5 sec, ISO400)

撮影日時 2007年8月28日 PM8:07頃
カメラ PENTAX K10D+PENTAX FA28mm F2.8 AL
撮影時のサイズ&モード 3872×2592 RAW ISO400相当
ノイズリダクション 使用
撮影方法 固定撮影
露出時間 2.5秒
絞り値 F3.2
コメント
南島原市有家町にある俵石展望台という場所で撮影した皆既月食中の夜景です。
手前の街明かりは南島原市、つまり島原半島の明かり。
奥の街明かりは天草半島の街明かりです。
その二つの街明かりの上には真っ赤な月。
ちょっと不思議な光景です。
ちなみにこの月食の日と重なって隣町の島原市で大花火大会が開催されていて
夜になるとほとんど人の立ち寄らない展望台に
花火を見に行くついでにこの景色を見に人がたくさん立ち寄ってました。
三脚にカメラ構えているせいで詳しい人間だと思われたみたいで
立ち寄っていた人から
「月食って何ですか?」とか
「何で月が赤いんですか?」とか
質問攻めにあってそのたびに丁寧に答えていたのでかなり大変でした。(^-^;

さそり座

IMGP1136 PENTAX K10D (16mm, f/6.3, 30 sec, ISO800)

撮影日時 2007年8月7日 PM8:15頃
カメラ PENTAX K10D+PENTAX DA16-45mm F4 ED AL (16mm)
撮影時のサイズ&モード 3872×2592 RAW ISO800相当
ノイズリダクション 使用
撮影方法 固定撮影
露出時間 30秒
絞り値 F6.3
コメント
南島原市有家町にある俵石展望台という場所で撮影したさそり座です。
まだ完全に暗くなってなくて空が少し青みを帯びてます。
しかも雲が若干多めだったのでさそり座の特徴的な形である「S字カーブ」がイマイチわかりにくいです。
ちなみに写真右中央やや上に写っている特に明るい星はおそらく惑星だろうと思うのですが
暦をよく調べてなかったのでイマイチわかりません(^-^;
木星じゃないだろうか?とは思うのですがどうなんでしょうね?

PENTAX K10D (600mm, f/4.5, 1/400 sec, ISO1600)

撮影日時
2007年8月7日 PM11:30頃
カメラ
PENTAX K10D+TAMRON 70-300mm F4-5.6 ED  (300mm)+PENTAX X2 テレコンバータ
撮影サイズ
3872×2592 ピクセル(RAWで撮影後パソコンで現像処理)
コメント
テレコンバータのテストのために家のベランダから撮った月です。
思ったよりきれいに撮れてます。
普通の月なら手持ちでも簡単に撮れるのですが月食だったりするととたんに撮りにくくなります。
まぁ、こんなもんですかね~。

平戸大橋

 

IMGP3242 PENTAX K100D (16mm, f/5.6, 30 sec, ISO200)
撮影日時
2007年2月11日 PM7:30頃

カメラ
PENTAX K100D + PENTAX DA16-45mm F4 ED AL (16mm)

撮影サイズ
3008×2008 ピクセル(RAWで撮影後パソコンで現像処理)

コメント
生月からの帰りに通ったときの平戸大橋の写真です。
周りに何もないために橋がとても目立ちます。
橋をライトアップした照明が光芒になっていてとてもきれいに撮れました。
ちなみに空に点が見えるのは星です。
ただ、どの星が写ったのかはわかりません(^-^;

ペガススの四辺形 Part2

IMGP1485 PENTAX K100D (31mm, f/2, 15 sec, ISO800)

撮影日時 2006年10月14日 PM9:45頃
カメラ PENTAX K100D+PENTAX FA 31mm F1.8AL Limited
撮影時のサイズ&モード 3008×2008 RAW ISO800相当
ノイズリダクション 使用
撮影条件 撮影方法 固定撮影
露出時間 15秒
絞り値 F2.0
ペガススの四辺形を写真いっぱいに入れてみました。
秋の星座はこのくらいしか見やすくてわかりやすいものがありません。
秋の星座って寂しいですね。(^-^;

夏の大三角形 Part2

IMGP1472 PENTAX K100D (20mm, f/1.7, 20 sec, ISO1600)

撮影日時 2006年10月14日 PM9:30頃
カメラ PENTAX K100D+SIGMA AF20mm F1.8EX DG
撮影時のサイズ&モード 3008×2008 RAW ISO1600相当
ノイズリダクション 使用
撮影条件 撮影方法 固定撮影
露出時間 20秒
絞り値 F1.8
コメント
夏の大三角形の第2弾。
どど~んと三角形が入ってます。
夏の大三角形はその真ん中を横断するように
天の川が入ってきます。
あまりはっきり写ってませんが写真中央に斜めに入っている
ボーっとしたものが天の川です。
白鳥座は天の川のど真ん中にあるわけです。
ちなみにアルタイルとベガは
それぞれ「彦星」と「織姫星」と呼ばれます。
七夕のアレですね。確かに天の川をはさんでいるでしょ?
よく見ていただければわかりますが
思いっきり絞りを開けて撮ったので周辺部では
レンズの収差によって星の形が変形しています。(^-^;
も少し絞っておきゃよかった・・・(ToT)

北極星とカシオペア座 Part2

IMGP1469 PENTAX K100D (20mm, f/1.7, 20 sec, ISO400)

撮影日時 2006年10月14日 PM9:15頃
カメラ PENTAX K100D+SIGMA AF20mm F1.8EX DG
撮影時のサイズ&モード 3008×2008 RAW ISO400相当
ノイズリダクション 使用
撮影条件 撮影方法 固定撮影
露出時間 20秒
絞り値 F1.8
さて今度は広角レンズによる撮影。
今度のレンズは明るいので結構細かい星まで写っています。
今度の被写体も北極星とカシオペア座。
きれいに写って結構満足(笑)